「ぼくのおみせ」ができるまで 忍者ブログ
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エル ニョスキ店主の スペイン バルセロナでの料理修行体験記。 といっても、 料理のお話だけではありません! 時間があるときに少しずつアップさせてもらいます♪ ※当ブログの無断転載はしないでくださいね!! でもまぁ転載するほどの大作でもありませんけど(笑)
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2012/01/20 (Fri)
 
 
話は変わりますが、
このお話しについては色々な意見があると思いますが、
スペインに住んでみて感じたことをお話しさせていただきます。
 
「スペイン人と働いてみて感じたこと」ですね。
 
先に言っておきますが、
 
もちろん『みんながみんなそういうわけではない』のですが、
日本人から見た欧米人は、どこか『いい加減』な部分があるように見えます。
 
しつこいようですが、あくまでも俺の感想です。
 
生活を見ていても、仕事をしていても、どこか大雑把に見えます。
 
でも、そこが彼らのいいところなのかもしれません。
 
きっと、彼らから見た日本人も奇妙に映るでしょう。
それはもちろん承知の上で話しています。
 
確かに、
彼らの言っていることもスペインで生活をしてみて違いが分かるようになりました。
 
大まかに言えば、
欧米人は
「日本人は『そこまでしなくても』ということに極端にこだわる」と言います。
 
日本人からしてみれば「それが普通」であって、
何でも「完璧に近い、もしくは完璧な状態で」としたくなります。
料理に例えてみるとそれがすぐに分かりました。
 
『一寸の狂いもなく綺麗に材料を切り出したり、何枚ものお皿に料理を全く同じように盛り付けたり』。
 
そこにも満足感を見出すのが日本人ですが、よその国の人に聞いてみると
それを「すごい」という人もいましたが、反対に「そんなのやりすぎ」という人がいたのも事実です。
 
俺は、スペイン人と仕事をしていて何度となく呆れたことがありました。
 
だって、
 
 
 
言われたことすらできないんだもん(笑)
 
もちろん個人差もありますし、それぞれのやる気の問題というのもあるのでしょうが、
例えば、
 
料理を料理と思っていなかったり、
 
盛り付けもどうでもよさそうだったり、
 
「無ければ、あるものでいいよ」とか、
 
「お皿の上に食べるものが乗っていればいい」と思わざるをえない食品の扱い方。
 
全員がそうだったとは言いませんが、結構そういう人が多かったです。
 
それはきっと、日本の中においても同じ事でしょう。
きれいな仕事をする人もいれば、そうでない人もいます。
外国に住んでいたからこそ、そういう部分が余計に見えてしまったのかもしれません。
「自分の国のことは棚に上げて」いたかもしれませんし。
 
日本に住んでいる外国人も、ひょっとしたら俺と同じ事を思っているのかもしれませんね。
 
『日本人ってさぁ、・・・だよね』
なーんて(笑)
 
 
もちろん、中にはきれいに仕事をする人も、手際良く働く人もいましたよ。
 
だから「全員が」とは言い切りませんが、普通に料理を勉強している日本人からしてみるとどうしても納得がいきませんでした。
 
でも、日本人がそう思っていても、逆にスペイン人の考え方にも興味を持ちました。
確かに、そこまで全員がひどかったわけでもありませんでしたから。
 
ある日エクトールからこんなことを言われました。
 
日本でこれを普通に聞いたら変な言い方に聞こえるかもしれませんが、
 
 
 
 
 
 
「客はそこまで見ていない」と。
 
例えば、四名テーブルでそのうち二名が同じ料理を注文したとします。
日本人の考え方ですと、一寸の狂いもなく同じように見せて盛り付け、どちらの皿がどっちにいっても不満のないように仕上げます。
そこに満足感を得るのも、この仕事をしている醍醐味でしょう。
 
エクトールは俺にこう続けます。
 
「八割くらい揃っていれば、そこまで文句は言われない」と。
 
彼はそこに満足感を見出さず、料理本来の味にこだわるのです。
 
「良い食材を、美味しく仕上げて、最高の状態で。」
スペイン人はそこにこだわると、彼は続けました。
 
日本人はそれらに加え、「綺麗に盛り付ける」ところまでこだわるのだと思います。
 
確かに、美味しい料理であれば「盛り付けが違う」なんて文句は言われたことはありませんでした。
「一人で同じ料理を一度に何皿も食べるわけではないので、多少形が違っても別にいい。それが料理だ」とも言われました。
 
彼の言い分も一理ありますね。
 
「妥協」と言われればそれまでなのかもしれませんが、
それはきっと「妥協」ではなくて「価値観」の違いだと思いました。
 
人の考え方は、千差万別です。
いろいろな考え方があるので、それを無理に押し付けようとはしないほうがいいことは分かります。
日本で働いていたときもそうでしたが、俺は今まで自分の考え方を無理矢理、人に押し付けようとしていたんだということに気が付きました。
 
自分一人でセクションを任されて、そこにアシスタントが入る。
とにかく、俺と同じように料理をさせて同じように盛り付けないと納得がいきませんでした。
自分の思うようにいかないと機嫌が悪くなって、キレてしまうことも多々ありました。
 
「それなら人には任せないで、どんなに忙しくても俺一人でやるよ。教える方が面倒!」
と思うこともしばしばありました
 
いや、しょっちゅうかな(笑)
 
 
 
だけど、エクトールは違いました。 
 
「人ってさ、お前が思っているように全く同じようには仕事をしないんだよ?」
 
この言葉を言われたとき、自分の価値観がひっくり返りました。
確かにそうかもしれません。
 
人によってですが、自分と似ている価値観を持っている人はいるでしょうが、自分と全く同じ考えを持つ人というのは、まずほとんどいませんよね。
 
同じ仕事をしている中でも、やはり一人一人が持つ価値観や感性が違うのは当たり前です。
そこに一人一人の個性も見出すことができるし、そこをお互いに譲り合って、双方が折れながらお互いに納得のいくように仕事をしていくのも一つの案だと思います。
 
頭ごなしに相手を否定するより、相手のやりやすいような方法で仕事をしてもらうと、その人からも新しく得るものがあったり、お互いにとって良い結果が生まれたりするということもあります。
 
もちろん、『基本があっての応用』ですけどね。
基本がなってないのに自分の好きなやり方でやったところで、良いものなんて絶対にできません。
ここでお話しさせていただいていることは、あくまでも
「お互いに仕事ができる人同士の価値観のやりとり」です。
 
仕事ができない人が何を言っても『つまらない言い訳』にしか聞こえないのも事実ですから(笑)
 
「社会人として仕事をするということは社会人として当たり前」のことですからそこは省略します。
 
 
そうやって前向きに受け入れる事ができるようになってからは、
 
「これが一番良い方法!」ではなく、
 
「これも良い方法のうちの一つ」と思えるようになりました。
 
付け加えれば、「これが本物!」と言うつもりもありません。
 
「これも美味しい作り方のうちの一つ」とか、「これをスペインにいたときに教わった」と言う方が、ずっと説得力があると思います。
 
 
ちょっと前から俺が思うのは、
「100%より、80%でいこう!」です。
 
これ、聞く人が聞いたら「妥協」のように聞こえるかもしれませんが、決してそういう意味で言っているのではありません。
 
人間が100%でいるというのは、まずあり得ないと思います。完璧な人間なんてこの世には存在するとは思えませんし、いつも100%と言うと、どうもそれは嘘っぽく聞こえてしまいます。
 
 
 
 
 
まして「120%」なんてなおさらです(笑)
 
それに、100%だとすると、それをずっと維持していくか、あとは下がるしかありません。
それなら俺は80%を目指していきます。
 
例えば、十人が俺の料理を食べて、もちろん全員に越したことはないのですが、十人のうち八人が美味しいと言ってくれれば嬉しいです。
 
ものすごいことだと思いますよ、「十人中八人」って。
 
仕事のリズムだって、90%に調子が上がることもあれば、75%に下がったりすることだってあります。
 
 
 
 
 
風邪引いて熱なんか出したら50%くらいに下がります(笑)
 
誰にだって調子が良い時もあれば良くない時だってあります。
 
それくらいの上がり下がりがあるのも普通なことですし、そういう方が人間として味があるのではないかな?と。
 
 
それは決して「妥協」ではなく、
「嘘をつかずに自分に『正直』なほうが、きっと後々になって良い結果が生まれるのかな?」
と思えるようになりました。
 
 
 
 
 
今回は、料理の世界から見たスペイン人の国民性や価値観についてのお話しでしたが、とてもこれだけでは説明できないくらいで、引っ張り出せばもっといろいろと出てくるのですが、ここでは大まかな話だけさせていただきました。
 
 
もちろん意見は様々で、俺と同じことを考えていない人もきっといるでしょう。
それはごく当然のことだと思いますし、他にも色々な意見があると思いますが、それもその人の「価値観」なので、俺はそれを否定も肯定もしません。
 
 
「誰が正しい」というわけでもなく、「間違っている」わけでもありません。
 
 
これが俺の「価値観」です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
話が本題からかなりそれちゃってごめんなさい(笑)
 
 
★★★つづく★★★
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