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エル ニョスキ店主の
スペイン バルセロナでの料理修行体験記。
といっても、
料理のお話だけではありません!
時間があるときに少しずつアップさせてもらいます♪
※当ブログの無断転載はしないでくださいね!!
でもまぁ転載するほどの大作でもありませんけど(笑)
2024/11/21 (Thu)
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2008/11/27 (Thu)
横浜から高速に乗ると、約二時間で成田空港に着きます。
アレは、
ちょうどそのとき、俺が出発する二時間ほど前に、
ホテル時代の親友の剛(つよし)がイタリア旅行から帰ってくる予定でした。
「どうもありがとう! それじゃ、行ってくるよ!!」
男の子だもん(笑)
・給料もなしで、いったいどこまでがんばれるのか?
完全に「護送車」です(笑)
正直、これからどうなるのか不安ですよと、同乗した日本人とただただ不安そうな顔をするしかありません。
もう、
この空気、どうにかしてよ(笑)
腹が減ってしょうがない。
しかし、今のここの時間、何時で時差がどれくらいあるか分からない。
完全に「ふて寝」でしたね。
今となっては楽しい思い出の一つですよ。
★★★つづく★★★
横浜から高速に乗ると、約二時間で成田空港に着きます。
途中、車内で昔話に花が咲きました。
もちろん、ガキの頃に皆でしでかした「いたずら話」。
皆であの頃はあーでもない、こーでもないと大笑い。
幼馴染と一緒にいると、不思議と「あの頃」に戻るんですよね。
アレは、
今となっては懐かしい、そしてちょっと恥ずかしい思い出です。
成田空港には予定より少し早く着き、今回はチェックインも無事に済ませ、
少しの間彼ら二人と別れを惜しみました。
ちょうどそのとき、俺が出発する二時間ほど前に、
ホテル時代の親友の剛(つよし)がイタリア旅行から帰ってくる予定でした。
偶然にも、剛の到着する日と俺の出発する日が一緒だったのです。
彼は長旅で疲れている中、わざわざ出発ロビーまで見送りに来てくれました。
「どうもありがとう! それじゃ、行ってくるよ!!」
別れ際に一瞬泣きそうになりましたたが、
これが最後の別れでもないし、涙はこらえました。
だって
男の子だもん(笑)
今回は、ロシアの航空会社の飛行機に乗りました。
当時、一番安いチケットだったからです(笑)
でも、
安かったけれど、モスクワからバルセロナまでの乗り継ぎ便が時間の都合で翌日まで出ないという「おまけ」が付いてきたため、ロシアにあるホテルで一泊しなければいけませんでしたが、前もって旅行代理店でモスクワで泊まるホテルはおさえてあったので特に心配はしていませんでした。
ですが、
なぜか緊張していました。
前回の「旅行」とは、気合の入り方が全く違います。
バルセロナに着いたら、ケイゴさんの店でお世話になるのと同時に、ケイゴさんの家族が住んでいる家に居候させてもらうことになっています。
・給料もなしで、いったいどこまでがんばれるのか?
・いつまでスペインにいることができるのか?
・いつ日本に帰って自分の夢をかなえることができるのか?
飛行機の中で、そんなことばかり考えていました。
途中でウトウトとしていると、飛行機は無事にロシアの空港に到着します。
ここからがちょっと、
いや、かなり想像とは違っていたんです。
その日の乗り継ぎの便が無いためロシアで一晩泊まることになっていたので、飛行機を降りてから係員が持っていた、何人かの搭乗者の名前が書かれた看板を目印に集合場所まで向かいました。
当然、この国に出るビザは持っていないので、空港からバスに乗ってホテルに行くんですよーということを、同じ飛行機に乗っていた日本人から聞いていました。
そしてバスが到着するのですが、なんだか雰囲気が変です。
「ってかコレはバスじゃないよ! 護送車じゃん!! なんでこんなのに乗ってくのよ!?」
誰がどこからどう見ても、「バス」ではありません。
完全に「護送車」です(笑)
なんだか自分が「不法滞在」でもして強制送還させられているかのように感じる、重々しい雰囲気。
周りには銃を持った警察官もいて、それはもう重たい空気が流れていました。
正直、これからどうなるのか不安ですよと、同乗した日本人とただただ不安そうな顔をするしかありません。
まだ時刻は夕方だったはずでしたが、ロシアではもう夜中みたいに真っ暗で寒く、しかも吹雪いています。
護送車の中ではなぜか皆、無言です。
もう、
この空気、どうにかしてよ(笑)
そんな中、護送車は無事にホテルに到着しますが、
なんと、一緒にいた日本人だけ一人で先に降りてしまいました。
ライフルを持ったロシア人のおじさんは、俺をその小奇麗なホテルで降ろしてくれません。
俺の行くホテルはそこではなかったようです。
「それじゃ、また明日。 僕はこのホテルみたいなので」
「え!? んで、俺は何処まで連れてかれるの!? なんなんだよ、これ!!」
それからしばらく「護送車」に揺られていると、すごく古臭いぼろぼろのホテルに到着して、ここで俺は降ろされました。係の人に連れて行かれます。
どうやらここは、どこかのホテルの別館らしいです。
誰も教えてくれないから、自分でそう決め付けるしかありません。
別館と本館を結ぶ通路は鉄格子の扉があり、しかも頑丈な鎖でつながれています。
鉄格子の向こう側では、誰かが楽しそうにビリヤードなんてやってます。
こっちの気持ちも知らずにね(笑)
「まぁ、ビザがないから出られないのは分かるけど、ここまではちょっとやりすぎだろ~。」
係の人はそのまま部屋まで案内してくれました。
ですが、ここで安心してはいけなかったのです。
さらに悲劇は続きます(笑)
部屋に着きます。
喉が渇きました。
持っていたペットボトルの水を飲む。が、
水が残り僅かだったことに気が付きます。
仕方ない。
「シャワーでも浴びるか?」
蛇口をひねります。
ひねるが出てくるのは茶色く錆びきった、冷たい水。
しかも、
出しっぱなしにしていても一向に熱くならないし、水は茶色いままです。
「まぁ、今日はシャワー浴びなくてもいいか?」
腹が減ってしょうがない。
しかし、今のここの時間、何時で時差がどれくらいあるか分からない。
だいぶ時間が経ってると思うけど、何時なんだろう?
分かんない(泣)
はぁ。しかし腹減った。
あ、良く考えると、
この国のお金持ってないや =何にも買えない
お、
偶然にも飛行機内でもらった、
偶然にも飛行機内でもらった、
ちっちゃい袋に入ったピーナッツがポケットから出てきた
=今夜の晩御飯はそれだけ
残り僅かなピーナッツをかじりながら、窓の外を眺めます。
雪、ゆき、ユキ…
上も下も右も左も、どこを見ても雪しか見えません。
窓を開けて、窓際に積もっていた雪をちょっとだけすくって口に入れてみました。
まずくはなかったけど、腹の足しになるはずがありません。
でも、もう一口(笑)
テレビをつけます。とりあえずテレビは映ります。
だけど、当然ロシア語なんか分かりもしないし、テレビで時刻すら教えてくれません。
時報すら鳴りません。
もういいや。今夜は寝よう。
「もう二度とこの空港には立ち寄らない!!!」
そう心に誓いながら眠りに就きました。
完全に「ふて寝」でしたね。
だけどコレも
今となっては楽しい思い出の一つですよ。
★★★つづく★★★
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