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エル ニョスキ店主の
スペイン バルセロナでの料理修行体験記。
といっても、
料理のお話だけではありません!
時間があるときに少しずつアップさせてもらいます♪
※当ブログの無断転載はしないでくださいね!!
でもまぁ転載するほどの大作でもありませんけど(笑)
2024/12/04 (Wed)
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2009/10/22 (Thu)
「これ、少ないけど、何かの足しに使って!」
と、お小遣いまでいただきまして。
しかし今回も、彼らはいつもの通りお店にあるお菓子をたくさんくれました。
いつも彼らは「これでもか!!」というくらいお菓子をくれます。
あれ、違いました?(笑)
すると、しばらくしてから、何か変な感じがすることに気がつきました。
さてさて。
これからどうなるんだろ?
どんなことが俺を待ってるのかな?
★★★つづく★★★
「ケイゴさん、ロサさん、長い間お世話になりました!」
7月の終わりにケイゴさんたちに別れを告げ、8月にバルセロナへ向かいました。
別れ際に二人から
「これ、少ないけど、何かの足しに使って!」
と、お小遣いまでいただきまして。
最初はケイゴさんの店でタダ働きしていましたが、半年くらい経つとお小遣いをいただくようになり。
居候している身なのにもかかわらず「お小遣い」だなんて、当時の俺にはものすごくありがたかったです。
だって、他に収入源が全くなかったんですから。
しかし、そのほとんどは学校の帰りのランチ代として消えてしまっていましたが、
そのお小遣いのおかげで良い勉強をさせてもらえました。
「ピエジャ」にも挨拶に行きます。
ジュゼップもパルミラも寂しそうな顔をしていましたが、
別に俺は日本に帰るわけではなく、電車に40分乗って着くところに行くだけです。
しかし今回も、彼らはいつもの通りお店にあるお菓子をたくさんくれました。
いつも彼らは「これでもか!!」というくらいお菓子をくれます。
結構小腹がすいているときには助かったというか、
前にもお話しましたが、
「これが今夜の食事です・・・」というくらい
その日の食事に困っていたときもありましたから(笑)
さて。
期待と不安を胸に、カルデデウを出て電車に乗ってバルセロナへ向かいます。
いや、期待だけでしたね。
不安なこと、強いて言えば
「タイスは俺の事どう思ってるんだろ?」
「タイスは俺の事どう思ってるんだろ?」
あれ、違いました?(笑)
これから住むマンションにはすでに何回か行っていたので、迷いもせずに着きました。
部屋に入ると、エクトールが話していた通り、エリとエクトールは実家に帰っていて、アメリカ人の女の子が翌日出発するために荷造りをしていました。
「よし、明日は俺もサンセバスチャンに行く準備をしよう!」
翌日に俺は荷物をまとめ、その翌日にサンセバスチャンへ向かいました。
サンセバスチャンへは、バルセロナサンツ駅から電車に乗って約八時間の道のり。
結構な距離ですね。
電車に乗って席に着き、少しのんびりします。
すると、しばらくしてから、何か変な感じがすることに気がつきました。
バレンシアやグラナダへ行ったときと、電車から見える景色が少し違って見えるのです。
南へ向かったときの電車からの景色は「乾燥した荒い大地」という印象を受けましたが、
北へ向かうときの景色は「緑に包まれた優しい大地」という印象でした。
同じ国でもこんなにも景色が全く違うんだなぁと、やけに感心してみたり。
そして、約8時間の長旅を終えてサンセバスチャンの駅に着くと、
駅前でオスタルやペンションの経営者たちが「客寄せ」のために経営者達自らが駅に出向いて、客引きをしていました。
その中の一人が、俺をめがけて笑顔で寄ってきます。
「ちょっとちょっと、今夜の宿、あるの?」
「ううん、まだだけど、騙さないよね?」
「当たり前だよ! 一泊、これだけでいいから」
と言って指を4本立てながら、その開いた手を俺に見せます。
一泊4000ペセタだったので、俺はそのおじさんの言葉に安心してその宿に泊まりに行くことにしました。
さて。
チェックインして、小さな部屋に入ります。
これがまた想像していた部屋より小さいこと(笑)
だって、畳にしてみたら3.5畳? あるかないかくらいの大きさですよ。
そこにベッドと洋服を掛けるクローゼットがあって、
空いてるスペースに自分の荷物を置いたら脚の踏み場もないくらいでした
というか踏めませんでした(笑)
さらに、
シャワーは共同で使いなさいということ。
そこでなぜかふと、あの記憶がよみがえります。
そうです
あのロシアの
暗い
寒い
お湯が出なかった宿(笑)
でも、「あれ」に比べたら、「狭い」くらい俺にはどうって事ありません。
「ロシアのホテルに比べれば、まぁいっか? あそこより断然寝心地は良さそうだ!」
まぁ
あれはあれでよい経験でしたけど(笑)
そして早速俺は部屋に荷物を置いて、宿の経営者夫婦に近くのレストラン街を紹介してもらって、一人でサンセバスチャンの町を散策に出掛けました
「散策」というより「探検」のほうが正解です。
だって、右も左もわからないところですから。
さて。
探検を始めて間もなく、
公衆電話から例の三ツ星レストラン「アルサーク」にも予約を入れておきました。
「明日の夜に、一名」で、無事に席を確保(笑)
そろそろお腹が空いてきました。
サンセバスチャンの中心街に、ところ狭しとレストランが並んでいる一角があります。
俺はその通りを何度も何度も往復して、
そのたくさんあるお店の中でも特にお客が入っていた店に一人で入店を決意します。
レストランの中に入ると、客席にテーブルと椅子がところ狭しと並んでいます。
お客さんはもっぱら地元の人が多いようで、外国人観光客など見当たりません。
しかも皆、2名でとか4名でと、さすがに一人でお店に来ているのは俺だけです。
「うわぁ、今一人でこのお店に来てる俺って、結構浮いちゃってるんだろうなぁ」
ええ、もちろん(笑)
俺は旅行する前から、この辺りで獲れる地魚料理をすごく楽しみにしていました。
スペインの中でもいろんな美味しい料理はありますが、
スペイン国内でとりわけ「グルメな町」と言われているのが、このサンセバスチャンとバルセロナ。
そのサンセバスチャンで食べた魚料理は、
バルセロナとは比べ物にならない、今まで食べたことのないような美味しさでした。
魚の素材自体の味や、身の締まり具合が、地中海で獲れた魚と違います。
地中海と比べると、この地方に面しているカンタブリア海の方が水温が低いようで、その分身の締まり方が違うんだよと教わりました。
そして俺は、あまり飲めないのにもかかわらずワインを丸まるボトルで頼むから後で大変なことになってしまうのですが、この際だから気にせず白ワインをボトルで頼んで、全部飲み干しました
というか無理して飲みました(笑)
思い切り酔ってしまい途中フラフラになりながらも、
帰り道に公衆電話からケイゴさんのところに電話をかけました。
「鉄也です。どうもありがとうございました!
おかげでこっちに来てから、いろいろと美味しいものを食べることができました!」
「まぁ、ゆっくり楽しんでおいでよ」
と、相変わらず電話口でクールなケイゴさんの声が、なぜか妙に心地良かったですね。
そしてその日はそのまままっすぐにペンションへ帰ります。
旅の疲れもあってか、そのまま眠ってしまいました。
いや、単に酔っていただけです(笑)
翌日、昼間はまた同じくレストラン街を回り、市内を歩き回ります。
夏なので、海岸には人がいっぱいいて、日焼けをしたり泳いだりしています。
「その海岸の近くに、有名なレストランがあるよ」と、ペンションのオーナー夫婦に聞いていたので、お昼にそのお店へ行って早速ランチメニューを注文します。
やはり地元の人が紹介してくれるだけあって、
ランチメニューにもかかわらずかなり美味しい。
さてさて。
その日の晩は「アルサーク」を予約していたので、一度ペンションに戻りシャワーを浴びて、ちょっと服装をきれいにしてから向かいます。
チノパンにポロシャツでしたけど(笑)
予約の時間より少し早くアルサークに着きました。
道わかんないからタクシーに乗って行ったので、予想より早くなったのです。
お店の外観に圧倒されてしまい、ちょっとだけビビッてました。
あの緊張の仕方は、近年稀に見る緊張っぷりです。
あの緊張の仕方は、近年稀に見る緊張っぷりです。
だって、
こういうお店に来るの、生まれて初めてなんですもの(笑)
さてさて。
これからどうなるんだろ?
どんなことが俺を待ってるのかな?
★★★つづく★★★
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