「ぼくのおみせ」ができるまで 忍者ブログ
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エル ニョスキ店主の スペイン バルセロナでの料理修行体験記。 といっても、 料理のお話だけではありません! 時間があるときに少しずつアップさせてもらいます♪ ※当ブログの無断転載はしないでくださいね!! でもまぁ転載するほどの大作でもありませんけど(笑)
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2009/02/15 (Sun)

そして、年も明けて一段落した頃、
語学の勉強も料理と平行したかったので、
バルセロナ市内にある私立の語学学校に入学しました。
 
「私立」ということで授業料もかなり高いため、俺は二週間だけ通うことにします(笑)
 
日本にいたときに少しは独学で勉強したけど、もっともっと話せるようになりたい。
それと同時に、2月から始まる「カタルーニャ州立の語学学校」に通うための試験勉強も兼ねていました。

しかし、
 
今まで約一年半もの間日本で独学してきた俺のスペイン語は、
わずか半日で否定されてしまいます。
 
「・・・だめだ。何言ってんのか全然分かんないよ・・・」
 
俺は、ひたすら辞書を片手に先生が話している言葉を追いかけますが、
そんなことをしていても間に合うわけがありません。
 
根本的な勉強の方法を間違えました。
スペインに来る前に独学で文法や単語を勉強していましたが、会話の勉強は何一つしてなかったのです。

それじゃもちろん会話になんてついていけるわけがありませんよね。 
言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが、「それが日本の教育方針?」とも思われる
「試験のためだけに、文法だけ教わるような外国語教育」を受けていると、どうしても会話は「苦手」というか「未知の世界」になってしまいます。
実際に中学高校と、英語の発音の試験なんて一切ありませんでした。
教室でテキストを音読する程度です。
音読しても、ある意味「棒読み」ですから(笑)
 
というワケで、今まで全く気にした事がない
「会話の勉強の辛さ」を、俺はここで痛いほど味わうことになります。
 
次第に、
先生に指されて返事をしたり、クラスメートと話をしたりするのも苦痛になってきます。
 
だって、スペイン語しゃべれないんだもん(笑)
 
さらには、間違えたり「解りません」って答えるのが恥ずかしくて、
クラスの中で俺だけ一人、無言になっていくにはそう時間がかかりませんでした。
 
要は、
「もの凄いスピードで無口になった」ということです。
 
俺の性格からは想像もつかないくらいの猛スピードで、ですよ(笑)

 
次第に、
毎朝起きると、きっと学校に行きたくないからでしょう。気分が悪くなりだしました。
 
「おいおい。これって、登校拒否かよ!?」
 
 
ホント、俺が俺らしくなかった二週間でした。
それでも、俺なりに会話の練習をしようと毎朝学校に行く前に、
学校近くのバルに寄っては、朝食を取るための注文を毎朝変えてオーダーしていたんですよ。
 
「よし。今日はクロワッサンとコーヒー、明日はサンドイッチとジュースにしよう」
 
次第にその店のウェイターとも顔見知りになると向こうから「おはよう!」と挨拶してくれてから色々と話しかけてくるようになりましたが、当然俺にはウェイターが何を言っているのかは全く分からず、ただただ、笑顔でその場をかわすしかありません。
 
いつかテレビの英会話のCMでもやっていた、忘れもしないあのセリフ。
 
「分かっているフリをしたことありませんか?」
 
きっとあれは、誰もが通る道です。
最初からペラペラと話せる人など聞いたことありません。

あそこでもし、「会話が分かっていない顔」をすればそこで会話が終わってしまうし、自分の勉強にもなりません。最初の頃は、とりあえず自分が解る単語だけをつないで、あとは自分で勝手に解釈するしかありませんでした。
 
そんな学校生活もあっという間に二週間が経ちましたが、
なんと、
勉強の成果は全くといっていいほど見られません。
これでは試験なんて受かるはずがありません。
 
そしてしばらくはケイゴさんの店での仕事と語学勉強をする生活が続き、
ついに1月の終わりに公立の語学学校の入学試験の日がやってきます。
 
さて。
テスト問題なんて、当たり前ですが俺にはさっぱり。
 
解るわけがありません。

いや、解るほうがおかしいってば(笑)
 
実際、俺でも解るような問題なんて、ほんの二、三問。
しかも「○○について作文を書きなさい」なんて問題もあるし。
 
俺が何を書け、と?(笑)
 
もちろん、俺はそこも空欄にして、憂鬱な気分で学校を後にします。
 
そして後日、合格発表日に学校に出向きます。
今思えば、
その日の足取りも結構重かったですね(笑)
 
「どうせ受かってないだろう・・・」
 
と思っていたら、
なんと俺の番号がありました。
 
そう。 「合格」です。
 
「え!? なんで合格? ほとんど何も問題の答えを埋めてなかったのに!」
 
 
後で聞いた話ですが、この公立の語学学校というのは、安い授業料というのもあって倍率も相当高いらしく、合否をほとんど抽選で決めるそうです。
ということは、俺はラッキーだったとしか言いようがありません。
当然、解らないから勉強に行くのが学校であって、これは単に「クラス分け」のためだけの試験だそうです。
当然、俺がスタートする学年は1年生から。
でも、正直言って、当時の俺の語学力なんてそれ以下でしたよ。
 
だから学校に行くんですよ!!(笑)
 
さて。
公立の語学学校と言っても、特に変わったことといえば「一クラスの人数が四十人くらいに増えたこと」くらいです。私立の学校に通っていたときは、生徒が俺を含めて三人だけだったので、マンツーマンに近い授業だったからそれだけプレッシャーがかかりましたが、ここに来てからはそうでもなくなりました。
だけど、やっぱり先生に指されて答えたりするっていうのは苦手でした。
 
苦手というよりか、全く話せなかったんですから・・・。
 
質問に答えるのはいいのですが、
どうしても「途中で間違ったらどうしよう」と考えてしまいます。
――会話の最中に、自分が言っている単語や冠詞などがちょっとでも間違っていることに自分で気が付くと、途端に緊張。すると、この先は間違えないようにと焦り始めてしまうがそれがかえって逆効果で、その先の会話がつながらなくなってどんどん空回りして―― 
そして最終的に頭ん中が真っ白になり、全く言葉が出てこなくなってしまうというのが俺のパターンでした。
そうなるのが嫌で嫌で、
少し大げさかもしれませんが、
俺はスペイン語で会話をすることに一種の恐怖感を抱き始めました。
しかも、休み時間になるとクラスメートと自由に会話をすることができるのですが、全員いろんな国から来ている「外国人」なので、初級者同士だとスペイン語会話が全く成立しません。
すると、どうしても会話には英語を頼って話してしまいます。
が、俺なんかスペイン語はもとより英語すら話せないので、その英語の会話すら楽しめません。
でも、もし出来たとしても英語は使いたくありませんでした。

「スペインにいてスペイン語を勉強しているのだから、英語なんて話していたらスペインに来た意味が無い!!」(英語の話せる人のセリフだと思いますが)
 
というワケで、
解らないけど解らないなりに、とりあえずコツコツと勉強します。
 
「そのうち普通にしゃべれるようになるかなぁ・・・」
 
先も見えないまま、しばらくは辞書とにらめっこの毎日が続きました。
 
なぜここまで公立の語学学校にこだわっていたか?というと、安い授業料だからというだけでなく、学生ビザが下りるからという理由もありました。
この公立学校の入学証明書を持っていけば外国人登録ができる、という話を聞いていたからです。もちろん、長期滞在も可能になってきます。
というワケで、とりあえずこの学校の入学許可証を持って役所へ向かいます。
スペインには、かなりの外国人が職を求めてやって来ます。
大半はモロッコやアフリカ、中国から。
その列に一緒になって自分の順番が来るのを待つ。
中には朝5時くらいから列の先頭に立って待っている人もいるそうだ。
 
「俺は移民じゃないのに、なんでこんなことしなきゃいけないんだよ!?」
 
でも仕方ありません。
理由はどうれあれ、スペインからしてみれば俺も立派な「外国人移民」ですから。
 
役所に朝早くから来ているため、眠くて目もショボショボしてきた頃、やっと俺の受付の番が回ってきました。後で会話に困らないようにと、自分の言いたいことをまとめて紙に書いておいた。と言ってもロサさんにお願いして事前に作ってもらいました(笑)
それと一緒に、学校で作ってもらった入学証明書を一緒に提出し、
 
「この公立の学校の入学証明証で留学生カードを申請したいのですが・・・」
 
「でも君のパスポートのここに、学生ビザ付いてないよ?」
 
はい。即答で却下です(笑)
 
なんでもこれには順序があるらしく、日本にいるときに、スペインのどこかの語学学校(私立しか応募できない)に入学の申し込みをして、仮の入学証明証を作ってもらいます。ですが当時、入学証明証を作ってくれる条件が「三ヶ月以上の在籍期間」と決まっていましたので、三ヶ月以上となると授業料はざっと三十万円くらいか、もしくはそれ以上の金額です。
 
そんな金額、俺に払えるわけがない!!(笑)  
 
その仮の入学証明証を持って日本にあるスペイン大使館へ行き、学生ビザを取得する。そしてスペインに渡り新たに申請をして、そこで初めてスペインで長期滞在のできる「留学生カード」というものがもらえるという、それはとても面倒くさいシステムでした。
 
前々からケイゴさんにも「普通に来ても問題ない」と言われていましたが、俺はその「最初の部分」を飛ばしてスペインに来てしまったので、即答で却下されることくらい大体予想していました。それでもその担当の人は優しかったのかどうか、俺は会話もできなかったのでなんとも言えませんが、この申請書をとりあえず保留しますということで受理してくれた。
実際、俺と同じパターンでカードをもらっている人はいます。
要は、担当者の人柄によるものらしくて、嫌な担当者なら、即答でお引き取りくださいとなるらしい。でも、担当者によって対応が違うなんて、日本じゃまずありえませんよね。
だけど、
「ひょっとしたら、これでもカードがもらえるかも?」
そんな期待を寄せながら店に帰りました。
 
日本では、お役所仕事は堅いと言われていますが、スペインはどうなんでしょう?
俺の話が保留されたまま三ヶ月、四ヶ月経ったが、未だに役所からの返事が来ません。
 
「返事が来なくても、保留になってるんだから、あんまり気にすることもないか?」
 
そんな安易な考えでも、この国では通用するみたいです。
でもケイゴさん、
「日本で何にも手続きしてこなくても、何とかなる」って言ってたじゃないですか!!(笑)
 
 
 
 
「なんとかなる」。
 
 
日本では普段、なかなか口にも耳にもしないような言葉ですが、
ここスペインでは頻繁に使われるようです。
 
 
「まさか」
これから先、俺も幾度となくそういう体験をすることになるとは、
このとき知る由もありませんでしたね(笑)
 
 
それも、後ほどゆっくりお話させていただきます!!


★★★つづく★★★
 
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