「ぼくのおみせ」ができるまで 忍者ブログ
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エル ニョスキ店主の スペイン バルセロナでの料理修行体験記。 といっても、 料理のお話だけではありません! 時間があるときに少しずつアップさせてもらいます♪ ※当ブログの無断転載はしないでくださいね!! でもまぁ転載するほどの大作でもありませんけど(笑)
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2017/09/23 (Sat)
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2009/03/09 (Mon)

食事の後は、街の中心部にある市場へ行ってみました。
そこではスペインでも珍しく、ウナギが生きたまま売られています。
バレンシアではウナギの料理も結構多く、中には米料理や煮込み料理にも入れるそうです。
 
地方にある市場に行くだけで、
その町や村の雰囲気や人柄、生活感が良く分かるといいます。
 
はい。
言葉の解らない俺にはさっぱり分かりません(笑)
 
小腹が空いていたので、市場内にあった果物屋でイチゴをちょっとだけ買って、食べながら市場内を散歩します。
こうやって歩きながら食べるイチゴも、また格別。
ただ、冷えてなかったのが残念。
それもそのはず、今さっきまで市場に並んでいたものでしたから。
 
と、
市場に気をとられているうちに街は薄暗くなってきました。
昼間に大食いしていたので、軽めの食事をペンション近くのバルのサンドイッチで済ませて部屋に戻って休むことにします。
この日はちょっと蒸し暑くて、なかなか寝つけそうな感じがしていましたが、
俺はそれ以上に疲れていたので、ベッドに横になるなりすぐに眠ってしまいました。
 
二日目。
今日は夕方から闘牛を見に行きます。
 
「スペイン」といえば、闘牛やフラメンコのイメージが現在の日本では定着しています。
 
バルセロナにも闘牛場はありますが、それは一昔前の名残で現在はほとんど開催されていません。せっかくここまで来たのだから、一度くらいは見ておきたいと思っていました。
 
それまでの間、昼に海岸近くまで歩いて出てみます。
海岸の近くにどこかいいレストランがないかなぁと、
そんな期待を寄せながらゆっくりと海岸線を歩き続けます。
 
何軒かあるレストランのうち、一番お客さんが入っていそうな店を選んで入り、
今日もまたパエジャを注文。
 
はい。
もちろん美味しかったのですが、やはり昨日行った店の味にはかないません。
 
「今夜も昨日行ったあの店に食べに行こう!」
 
そう思いながら海岸を後に。
 
その後、夕方前にバレンシア駅の隣にある闘牛場に着きます。
といってもどこに並んでどの切符を買えばいいのか全く分からなかったので、
どうしていいのかと闘牛場の入り口でしばらく悩みます(笑)
 
まして字もろくに読めないし、とにかく場所や値段をジェスチャーも交えて聞きながら、
 
「日陰の席を一枚下さい」。
 
闘牛場は
「陽の当たる席」「日陰の席」「陽が当たるけど後に日陰になる席」と、席が選べます。
席によって値段も違うようです。
 
さてと。
なんとか切符を手に入れ、闘牛場に入り席に着きます。
といっても、いたって普通のベンチです。
 
野球場を半分くらいか、もしくはそれよりも小さな丸いスタジアム
いや、「スタジアム」というよりか「広場」です。
 
席に着いて開演を待ちますが、開演時間になっても一向に始まりません。
 
さすがスペインです。
開演時間を大幅に、30分くらい遅れてようやくスタート(笑)
 
 
「闘牛」と言いましても、
テレビや写真だけでしか見ていない人達は、どんなイメージを持っているのでしょうか。
ここでそれを言っても良いのかと思いますが、
 
言っちゃいます(笑)
 
残念ながら日本では肝心なところを見せないようで、
皆さんが持っている「闘牛」のイメージは、
 
「ちょこちょこと牛をいたぶりながら、マントでヒラヒラと交わして」
 
というものだけでしょうが、
実はそれだけではないんですよ。
それだけならかわいいモンですってば(笑)
 
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、そこから先に真実があります。
 
マタドール(牛にとどめを刺す闘牛士)は、
最後に「かなりいたぶられて弱り果てた」牛の頭を、長いサーベルを使って一突きで刺すのです。
 
そう。
 
あらかじめ牛を出血させておき、さらに
「一度刺さったら抜けない」槍を牛の背中に何本も突き刺し、
ヒラヒラとマントを使って牛を衰弱させて、
すっかり弱り果てた牛の頭を、最後に一突きして殺すワケです。
頭を一突きされる直前の牛の背中からは、止まらないほど流血しています。
遠くから見ていても血がポタポタと、砂の地面を赤く染めていきます。
 
こればかりは俺も始めて見た光景なので、さすがに驚いた。
まさに「開いた口が塞がらなかった」状態です。
動物愛護団体が黙っちゃいない光景ですよ、ホント。
 
もちろん、サーベルで刺されれば瞬時にして牛は即死。
今さっきまで四本足で立っていたのに一瞬にして地面にドサッと倒れます。
そこでさらにマタドールの中の一人が、
「これでもか、これでもか!!」と、
牛の頭に刺さっているサーベルをさらにグリグリとかき回します。
すると、牛も死んでいますがそれに反応して体がビクビクと痙攣します。
そのあとマタドールは牛の角を切り取って彼の勲章にするのか分かりませんが、
牛の頭から切り取った角を手に持って高々と揚げて観客の拍手を誘います。
 
その後、その牛は縄でくくりつけられて馬に引きずられながら会場を後にします。
 
 
 
 
そりゃ、日本のテレビで放送しないわな
 
というよりか絶対放送できません(笑)
 
さらに、その闘牛ショーは一日に計六回行われます。
もちろんマタドールも6人いて、さまざまなマント使いやサーベルさばきを見せてくれる。
テレビで見たことがありますが中には本当に凶暴な牛もいるようで、一瞬の隙をついて闘牛士に襲い掛かり、角で闘牛士を刺してしまったり、観客席までジャンプして飛び乗ってしまう牛もいたり。

だが、闘牛士が上手いことそれを巧みにかわしながら、少しずつ牛を弱らせていく。
それに魅了される観客も多いのでしょうが、
やはり無残に殺される牛を見ていると、俺でも心が痛みます。
 
 
 
俺の中での「闘牛」は、
「まぁ、話のネタに一度観ました」ということにしておきます。
 
 
そんな気分で闘牛場を後にして、
その日の晩にもう一度「Casa Roberto」へ行きます。
スペインの夕食の時間は遅いので、
俺が行った時間には、まだ従業員が「まかない」を食べてる真っ最中でした。
 
俺も、ちょっと申し訳なさそうな顔をして
「もう入ってもいいですか?」
 
席へ案内はされましたが、肩身を狭くしながら席に着きます。
今夜はパエジャでなく、店の人のススメで『フィデウア“Fideuá”』を注文。
今夜は一品だけでなく、イカのフリット(フリッター)も最初に頼みます。
 
「実は僕、日本でコックをしていて、スペインに料理を勉強しに来たんです」
 
これくらいはスペイン語で話せるようになっていたので、
なぜ俺が二日も続けてこの店に来るのか分かってくれたようです。
そこから先、

ウェイターが俺に何を話していたのかは分かりませんでしたが(笑)
 
フィデウアとは、ショートパスタで出来たパエジャのことを言います。
本場ではショートマカロニを使うそうですが、この店ではショートパスタです。
魚介が一緒に入っていて、アリオリソースを付けて食べる。
「アリオリ」とは、にんにくの入った卵黄をオリーブオイルで乳化させたいわば「にんにくマヨネーズ」。それを付けて一緒に食べると絶妙な味になります。
 
気が付いたら、また一人で「二人前」をあっという間に食べ終えてました(完)
 
今日も実に美味しかった!!と、
お腹いっぱいになって気分良くペンションに帰ります。
 
部屋に入ってから、飲み物を買っていなかったことに気が付き、
小走りで外の自動販売機へジュースを買いに行きます。
 
はて。
そのときの行動が素早かったからなのか、
単に俺のことが好きではなかったのか。
ペンションのおじさんが俺のことを不思議そうな目で見ていた
というよりか怪しい目で俺を見ています。
挨拶しても返事すらありません。
 
「なんだろ、愛想悪いなぁ」
 
でもそんなに気にも留めずに、その日の夜もぐっすり眠りました。
 
 
 
翌日、俺は部屋のドアを激しくノックする音で目が覚めます。
 
「あれ、チェックアウトの時間過ぎちゃったかな?」
 
そう思いながら時計を見てみると、まだチェックアウトまで1時間以上はあります。
 
「なんだよ~、こんなに早くに!!」
前の晩は、かなり蒸し暑かったので俺はパンツ一丁で寝ていました。
ゆっくりと服を着ているのにもかかわらず、向こうではドアを叩き続ける。
 
「ちょっと待ってよ!」
さすがに「パンツ一丁」で外には出れません(笑)
急いでズボンだけ穿いてドアまで行って鍵穴から向こう側を覗くと、大きな人が立っているのが見えます。
 
そしてドアを開けた瞬間、「なに?」と言う隙間もなく、
いきなり警察手帳を見せられます。
寝起きに警察手帳見せられたのなんて、生まれて初めて。

もちろん、今までスペインの警察手帳なんて見たことありませんでしたが、
サッと手帳を見せるあの姿は、おそらく世界共通です(笑)
 
「警察だけど、身分証見せてくれる?」
 
「はぁ!?」
 
なんだよ、それ。
昨日俺が急いでジュース買いに行っただけで、変な風に見られるのか!? 
 
それっておかしい。
うん。明らかにおかしい。
とりあえずは、パスポートと学生証の申請書のコピーを見せて、事なきを得ます。

しかし腹が立つ。そんな風に俺を見ていたなんて。
 
そんなワケで、
チップの習慣があるこの国で、
気分悪いからペンションにはチップを一枚も置かず、
ありがとうの一言も言わずに俺はペンションを出た(笑)
 
本当に腹が立ちます。
 
しかも、その後。
市場の近くにパエジャの鍋を売っている店が数軒あってそこも見に行こうとしたら、
なんとその警察、俺のことをずっと尾行していたんですよ!
さすがに俺と目が合うとさりげなく気付かれないようなフリをするのですが、
そんなの俺でも解りますから。
 
「そんなに俺って、ガラ悪そうに見えるのか!?」
 
いたって普通の、観光と写真好きの日本人じゃんか!!

頼むから楽しく旅行させてくれ(笑)
 
さて。
そんなこんなでテンションがかなり下がりましたが、
帰りの電車までまだ時間があったので、市場をもう一度観て回り、
それからバルセロナに帰ります。
 
帰ってすぐにケイゴさんに警察の話をしたら、ケイゴさん大笑い。
ま、これも一つの経験とすれば、いつか楽しい思い出になるとは思いましたけど。
 
学校とお店の都合上、最終日、祭りのフィナーレの張子人形を燃やすところは見ることができませんでしたが、後日、テレビで人形を全て燃やしているところを見ました。
 
一瞬にして張子人形は燃え上がります。
気持ちいいくらいにメラメラと燃えています。
が、
 
とにかく凄い勢いで燃えてるので街全体が熱そうです(笑)
 
いつかまた、ここに来るときがあれば祭りの最終日を狙って、
しかも警察に通報されないような身なりで行くようにしよう
 
って、そんな変な格好をしてたワケではありませんから!!
 
 
とまぁ、
本場のパエジャに夢中になれたような、なれなかったような
色んな意味で楽しかったバレンシア一人旅でした。
 
 
大丈夫。
 

すでにコレも、今となっては良い思い出です(笑)


★★★つづく★★★
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